デザインというのは気づいたり、ひらめいたことを増幅してそれを形にしていく作業だと思う。
家を設計することは結婚相手を探す事と少し似ているような気がする時がある。
結婚相手がその条件だけで決まらないのと同じように家もやはり、性能や条件だけでは決まらないのだと思う。単純に言うなら感覚を大切にしたいと言うことだ。
人との出会いにおいて、相手を品定めするときの第一印象というのはとても大切なものである。同じように家を設計したり家選びをすると言うときには第一印象と言うものはやはり大切なのだと思う。
私はよく直感を大切にしてほしいと言います。直感というのは何もないとこから生まれてくるのではなく、やはりその人が経験してきたこと、見てきたことそういった自分の中に無意識のうちに内在するものがはっとした時に内から溢れてくるのだと思います。
それは、適当という言葉で片付けてしまうのは少し違うような気がします。その直感というのはやはり何かしらの自分の強い意思が働いているもののような気がするのです。