先日、断熱仲間の現場見学会に参加してきました。 パッシブハウス認定を取得予定の住宅で、断熱は予想通りの高いレベルのものでした。
私たちが目指している超高断熱住宅の着地点はパッシブハウスにあると思っているのですが、今回の住宅は高性能グラスウール16Kを用いてかなり安価にそれを実現していました。
高断熱化により、冬の無暖房化はそんなに難しいことではありません。むしろ夏の熱取得をどう抑えるかが鍵だと考えていたのですが、この議論はPassiveHouse協会のなかでもここ1年くらいのホットな話題だったようです。
私の中では夏の熱負荷の処理、換気システムの2点についてはおおよそ結論が出つつあったのですが、懇親会での情報交換ではやはり皆さん同じようにその2点については試行錯誤しているようで、とても良い情報交換が出来ました。
また、この地域では超高断熱住宅を推進している設計事務所がほぼないと言うことが分かりました。改めて、超高断熱についての取組をもっと世にアピールする必要を感じました。
自分の事務所だけで高性能建材を輸入する取組をしててもしょうがないな・・・と思い始めていたところだっただけに、仲間と協力し合って頑張るモチベーションを高められる良い会だったと思います。