耐力壁は60cm以上必要、と端的に説明する人がいますが、誤解を生みやすいのでここで解説したいと思います。
この本が、住宅の木造構造計算のバイブルで、構造計算する全ての人が参照していると思います。ここでは以下のように書かれています。
・筋交いによる耐力壁は90cm以上の柱ピッチとし、階高は315cm以下にしなさい。
・合板等を張る耐力壁は60cm以上の柱ピッチとし、階高は300cm以下にしなさい。
筋交いと合板の耐力壁とでは最低の柱のピッチが違う。階高は柱のピッチによって制約を受ける。と言うことです。また、許容応力度計算の場合は壁倍率は7倍までとも書かれています。
構造計算ソフトにただ計算させている人もいるので、この辺は要注意ですね。