海外にはアルミサッシでも高性能なものがあります。こういった高性能サッシのメリットとは何なのか?
窓の性能を語る場合に、外せないのは断熱性能と日射遮蔽性能です。
それぞれ、Uw値(熱貫流率)、η値(日射遮蔽係数)で表現されます。
トップレベルの窓になるとUw値は0.8以下になってきます。η値に関しては低ければ良いというものでも無いので色々です。
窓の性能が高いと。寒さ暑さがしのげるというのは想像しやすいですが、問題は日射をどう遮るかです。
夏場、日射はできるだけ遮りたいので、庇、よしず、外付けブラインドを用いる。これらで対応できない場合はη値のできるだけ高い窓で対応する。
冬場、日射はできるだけ取り込みたいので、南面にはη値のできるだけ低い窓を採用する。
これらが基本原則です。断熱性能の高い窓は熱を逃がさずに日射を取り入れることが出来ます。言い換えるなら暖房設備として機能します。これがポイントです。
ですが、日本では夏場の冷房負荷を抑えることが重要です。その為には・・・
・建物をできるだけ真南に向ける。
・南の庇は適切な出幅を確保する。
・南以外の面については外付けブラインドを採用する。
・南以外の面でブラインドを付けられない場合は、窓をできるだけ小さくしたり、η値のできるだけ小さい窓を採用する。
上記4点が基本になってきます。ですが、土地の条件は様々なので、基本に忠実に設計できない場合もあります。そういった場合には、私たち専門家が腕まくりをして設計に取り組みますので、ぜひお声かけ下さい。
以下に、私が知る限り一番性能の高いアルミ製の輸入サッシを紹介します。